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上履きのサイズの選び方は?子供にあった上履きを探そう!


新学期になって悩むことのひとつが、子供の上履きのサイズです。

子供は成長が早く、上履きのサイズが合わなくて困ることも少なくありません。

そこで今回は、上履きのサイズの選び方について詳しく解説します。

上履きを買い換えるタイミング

上履きのサイズを確認する前に、買い替えのタイミングについて解説します。

子供の様子を見て、歩きにくそうにしているときは買い替えのタイミングがきていると考えてよいでしょう。

この場合、足のサイズに対して靴が小さくなり、靴のかかと部分や側面にゆとりがなくなっている可能性があります。

子供は毎日成長し続けており、学年が変わる時が買い替えのタイミングとは限りません。

そのため、日頃から成長の様子に意識を向けることが大切です。

上履きのサイズの選び方

上履きのサイズの選び方

上履きを買い換える際は、ベストなサイズを選ぶ必要があります。

続いては、上履きのサイズの選び方を4つ解説します。

1. 足のサイズを測る

まず、上履きを購入する前に足のサイズを測定しましょう。

これから成長するからといって、大きめのサイズを選ぶケースがありますが、靴擦れや転倒の原因になるため足のサイズにマッチする上履きを選ぶことが大切です。

足長を測るときは、かかとから一番長い指先までの長さを計測します。

この数値を元に、靴のサイズを選ぶとベストな上履きが見つかりやすいでしょう。

製品化されている靴のサイズは「JIS規格(製品規格)」によって定められており、0.5cm単位となっています。

そのため、例えば足長が14.8cmだった場合、靴のサイズは15.0cmが適した靴のサイズです。

2. かかとが抜けないフィット感

上履きを選ぶ際は、足長だけでなく足全体のフィット感をチェックすることが大切です。

フィットしていない靴を履くと、歩く際にかかとが抜けやすくなるため注意しましょう。

つま先やかかとがフィットしているように思えても、甲部分のサイズがあっていないケースも少なくありません。

足の甲に合わないときは、インソールを入れて調節したり、専門家に調整してもらったりするとよいでしょう。

3. 指先にはゆとりを持たせる

子供の上履きを選ぶ際は、指先が自由に動かせるようにゆとりを持たせることも重要です。

これは、走ったり歩いたりする際に地面を蹴る上で欠かせないポイントであり、指先に指1本程度の余裕がある靴を選ぶとよいでしょう。

ただし、あまりゆとりがありすぎると脱げやすくなったり転倒に繋がったりする恐れがあります。

そのため、大きくても+0.5cm程度までがベストなサイズです。

1cm以上大きな靴を購入すると、足のサイズが追いつくまで長期間合わない靴を履くことになります。

4. 着脱のしやすさも重要なポイント

子供にとって上履きは毎日着脱するアイテムです。

脱ぎ履きに時間がかかるとストレスがかかり、上履きを履きたくないと感じる子供もいるでしょう。

そのため、できるだけスムーズに着脱できるタイプの上履きを選ぶことをおすすめします。

例えば、一般的な教育施設で使用されているスリッポンタイプは、甲部分がゴム仕様になっているため比較的簡単に着脱可能です。

また、面ファスナーがついているタイプやバレーシューズタイプも、脱ぎ履きがしやすいため上履きに適しています。

上履きの洗い方

ベストなサイズの上履きを選んでも、汚れた状態では快適に使えません。

続いては、上履きの洗い方について解説します。

汚れを落としてからつけ置きする

元気よく遊んだ子供の上履きは、泥や黒ずみによる頑固な汚れが付着しています。

まずは、表面のホコリや泥を落としてから、つけ置き洗いをしましょう。

つけ置き用の洗剤とぬるま湯を入れたバケツに、汚れた上履きを1〜2時間程度つけておきます。

このとき、洗剤の量が多すぎると上履きが変色する恐れがあるため注意が必要です。

事前に洗剤の注意書きをよく読んで、適量を入れるように留意しましょう。

ブラシで洗ってよくすすぐ

つけ置きが終わったら、ブラシを使って汚れをきれいに落とします。

中敷や靴の裏など見落としがちな場所もきれいに洗いましょう。

靴の内部のつま先部分は、古い歯ブラシを使うと奥まで洗うことができます。

汚れを落とした後は、洗剤が残らないように丁寧にすすぎ洗いをしましょう。

洗剤が残ると黄ばんでしまうので、泡が出なくなるまですすぐことが重要です。

陰干しする

最後に、風通しのよい場所で陰干しをしましょう。

かかとを下にして干すと、上履きの内部に溜まった水が抜けやすくなります。

また、靴の型崩れを防ぐために、不要なタオルや新聞紙を詰めて干す方法もおすすめです。

直射日光やドライヤーを当てて乾燥させると、上履きが変形する恐れがあるので避けたほうが無難でしょう。

まとめ

まとめ

ぐんぐん成長する時期の子供は、足のサイズもめまぐるしく変化します。

そのため、上履きは大きめのサイズを選べばいいと考えている人も少なくありません。

しかし、足のサイズに合わない上履きは、転倒したり足の成長の妨げになったりする恐れがあります。

上履きを選ぶときは、足長を軸に見合った規格を検討することが大切です。

また、甲のフィット感や指先のゆとりなども踏まえて、快適に履ける上履きを選びましょう。