赤ちゃんが初めて履く「ファーストシューズ」には、いくつかの言い伝えがあります。
言い伝えの内容を把握した上でファーストシューズを購入したり、プレゼントしたりすればより想いを込めた贈り物になるでしょう。
今回は、ファーストシューズの言い伝えとあわせて、選び方も詳しく解説します。
ファーストシューズとは
赤ちゃんにとって初めての靴をファーストシューズといいます。
つかまり立ちやよちよち歩きが始まった頃に購入するケースが一般的で、歩き慣れていない赤ちゃんを優しくサポートするための重要なアイテムです。
日本において「ファーストシューズ」という概念が浸透し始めたのは最近のことですが、ヨーロッパではファーストシューズに関する言い伝えが残っており、古くから大切にされてきました。
ファーストシューズの言い伝え
ファーストシューズの言い伝えが残るヨーロッパは、日本とは異なり屋内でも靴を履く習慣があります。
こうした文化の違いが生んだジンクスといってもよいでしょう。
主な言い伝えとしては、以下の2つをご紹介します。
玄関に飾ると幸せを呼び込む
ヨーロッパで多く伝えられている言い伝えのひとつが「ファーストシューズを玄関に飾ると、幸運が足音を立てながらやってくる」というものです。
また、妊娠を望む夫婦に対しては「赤ちゃんがベビーシューズを履きにくる」という意味もあります。
このように、ファーストシューズは幸せを呼び込むアイテムと捉えられており、プレゼントをされたり、赤ちゃんが成長してサイズが合わなくなったりしたら、玄関に飾る家庭が一般的です。
よちよち歩きより前にファーストシューズをギフトでもらった場合は、見えない場所にしまっておくのではなく玄関に飾ることをおすすめします。
親族から贈られると幸せが訪れる
ファーストシューズは、「親族から贈られると幸せが訪れる」という言い伝えがあります。
両親だけでなく、親族一同が赤ちゃんの成長を心から願っているという意味です。
そのため、親族に赤ちゃんが生まれた場合は、愛情を込めてファーストシューズを贈ると喜ばれます。
両親はもちろん、多くの人からの愛情を一身に受けて、すくすくと育ってくれることでしょう。
ファーストシューズの選び方
ファーストシューズを贈りたいけれど、選び方がわからないという人も少なくありません。
続いては、ファーストシューズの選び方として5つのポイントを解説します。
通気性がよいタイプを選ぶ
赤ちゃんは新陳代謝がよいため頻繁に汗をかきます。
通気性が悪いファーストシューズだと、蒸れてしまい肌荒れや臭い、カビの原因になるので注意しましょう。
ファーストシューズを選ぶときは、通気性がよい素材を選ぶことが大切です。
例えば、中敷が取り外せるタイプであれば、吸収した汗を洗えるので清潔に使用できます。
クッション性が高いタイプを選ぶ
未発達な赤ちゃんの足は、小さな衝撃でも変形してしまう恐れがあります。
そのため、ファーストシューズは、衝撃を吸収するクッション性の高いものを選びましょう。
ただし、あまりにも靴底が厚い靴は成長を妨げるので注意が必要です。
適度な厚みがあり、動きに合わせて靴底が自然に曲がるかどうかを確認しましょう。
着脱しやすいタイプを選ぶ
着脱のしやすさもファーストシューズを選ぶ上での重要なポイントです。
初めて靴を履く赤ちゃんは、すぐに脱ぎたがる可能性があります。
また、活発に動く状態で着脱するのは難しいものです。
どんな場合でもスムーズに着脱できるように、マジックテープで固定するタイプを選ぶとよいでしょう。
足首が固定されやすいタイプを選ぶ
赤ちゃんの足は発達途中であり、足の裏だけでなく足首も柔らかい状態です。
そのため、ファーストシューズは足首をしっかり固定するタイプを選ぶことをおすすめします。
例えば、ハイカットタイプのベビーシューズは、足首を含めた全体をカバーすることが可能です。
また、公園の砂場で遊ぶ場合も、砂が入りにくいため重宝するでしょう。
ただし、ハイカットは着脱しにくいといったデメリットもあります。
履き口が大きく開くハイカットであれば、比較的着脱しやすいのでファーストシューズにもおすすめです。
サイズを測ってから購入する
赤ちゃんの足と一括りにしても、サイズは人それぞれです。
ファーストシューズを購入する前に、しっかりとサイズを測ってから選ぶように留意しましょう。
サイズが合わない靴だと、赤ちゃんが転倒したり成長が妨げられたりするので注意が必要です。
サイズの測り方がわからない場合は、子供靴専門店に相談することをおすすめします。
まとめ
ファーストシューズは、歩き出したばかりの赤ちゃんをサポートする大切なアイテムです。
幸せを招いてくれるという言い伝えを踏まえると、より想いを込めて贈りたいものでしょう。
ファーストシューズを贈るときは、赤ちゃんが歩きやすいように選び方を把握しておくことも欠かせません。
通気性や着脱のしやすさ、クッション性などを確かめた上で、よりベストなファーストシューズを選びましょう。
