大切な赤ちゃんにファーストシューズを用意したいけれど、いつから履かせるべきか悩んでいる親御さんは多いのではないでしょうか。
今回は、ファーストシューズを履かせるのにベストな時期について、サイズや選び方も踏まえて解説します。
ファーストシューズ とは
ファーストシューズとは、赤ちゃんにとって初めての靴を指します。
ヨーロッパでは、ファーストシューズを玄関に飾ると幸せを呼ぶと考えられており、出産祝いとしてプレゼントされるケースも多く見られます。
近年は、日本でもファーストシューズという概念が浸透し始め、銀のスプーンやおくるみと同じく人気のある贈り物のひとつです。
また、日本ではヨーロッパとは異なり、お守り的な存在ではなく実用的にファーストシューズを購入する傾向にあります。
ファーストシューズを履かせるタイミング
ファストシューズは、赤ちゃんがよちよち歩きを始めたタイミングに履かせるとよいとされています。
具体的には10歩程度歩き出した頃がベストでしょう。
歩き始める時期は赤ちゃんによって異なるので、月齢で考える必要はありません。
焦らず、赤ちゃんの成長に合わせて選ぶことをおすすめします。
歩き出したら、まずは歩行に慣れるために屋内履きの靴を選ぶケースが多いです。
必ずしも屋内用から購入する必要はなく、外に出る機会が多い場合は屋外履きをファーストシューズとして選んでも問題ありません。
ファーストシューズを卒業するタイミング
ファーストシューズを卒業するタイミングも悩むポイントのひとつです。
赤ちゃんの成長は目まぐるしく、3ヶ月ごとにはサイズをチェックする必要があります。
靴のサイズが合わなくなったら、サイズアップしたものに替えましょう。
ファーストシューズのサイズ
ファーストシューズを選ぶ際の大切なポイントは、赤ちゃんの足のサイズに合わせることです。
続いては、ファーストシューズの測り方について解説します。
ファーストシューズの計測方法
赤ちゃんの足は非常に柔らかく、立ち上がった状態では足の裏が広がった状態になります。
座った状態と比べて少し足のサイズが大きめになるため、抱っこした状態で測るとよいでしょう。
フットメジャーを活用すると比較的容易に計測できます。
また、足の長さだけでなく、足囲と足幅も測ることが大切です。
ファーストシューズの計測を依頼する方法
ファーストシューズの計測は自宅でもできますが、赤ちゃんの月齢によってはじっとしているのが難しく、正しいサイズが測れない可能性があります。
不安がある場合は、ベビーシューズの専門店に依頼して計測してもらったほうが賢明です。
専門店にはシューフィッターが在籍しているため、より正確なサイズが測れるでしょう。
ファーストシューズをプレゼントする場合のサイズ選び
親族や友人の赤ちゃんにファーストシューズをプレゼントする場合、正確なサイズが測れない可能性があります。
一般的なファーストシューズのサイズは12cmですが、贈り物としてはワンサイズ大きい13cmを選ぶのがおすすめです。
ファーストシューズを選ぶポイント
ファーストシューズを選ぶ際は、以下のポイントを把握することが大切です。
それぞれのポイントについて解説します。
サイズに合ったものを選ぶ
赤ちゃんの足は柔らかく、見る間に成長していきます。
サイズに合わないファーストシューズを選ぶと、足の成長を阻害する恐れがあります。
赤ちゃんの足が健やかに育つためにも、ファーストシューズはサイズにマッチするものを用意することが大切です。
柔らかい素材を選ぶ
赤ちゃんの足はとてもデリケートです。
特に土踏まずは未発達であり、地面からの衝撃をしっかりと吸収することができません。
強い衝撃を受けると足の変形や体へのダメージがあるため、適度な柔軟性のある素材を選びましょう。
通気性の良い素材を選ぶ
赤ちゃんの足は汗をかきやすく、通気性の悪い靴は群れて肌荒れを引き起こす恐れがあります。
また、カビや臭いの原因にもなるので通気性が良いものを選びましょう。
中敷が取り外せるタイプだと、吸収された汗を洗い流せるため、赤ちゃんの靴を清潔に保てます。
つま先が反り上がったタイプを選ぶ
赤ちゃんは筋力が発達していないため、足を上げて歩くことができません。
そのため、つま先が平らな靴だとつまずく可能性があります。
ファーストシューズを選ぶ際は、つま先が反り上がったタイプがおすすめです。
まとめ
ファーストシューズは、これからたくさんの世界を目にする赤ちゃんの足を支える大切なアイテムです。
しかし、赤ちゃんの成長は早く、ファーストシューズをいつから履かせるべきか悩む人も多いです。
月齢や年齢ではなく、10歩程度歩き出した頃を目安にすると、赤ちゃんの成長に合わせてファーストシューズを用意できます。
また、ファーストシューズを選ぶ際は、サイズに留意することが大切です。
足の成長を妨げないように注意して、赤ちゃんの足にマッチするサイズを選んでみてください。